月並みだけど「ありがとう…」その先はまた今度ね
♩絢爛マイユース/でんぱ組.inc
こんにちはこんばんは。
ずっと険悪だった大学の友達と推しが卒業する武道館の会場で会って
尚言い争いを続けた
尖ったナイフと呼んでください。
どんです。
突然ですが、私は根っからのヲタクです。
物心ついたときからヲタクで
ニコニコ動画と漫画とアニメと腐ってる薄い本に青春を支えられて
ヒャダインのことを追っていったらももクロちゃんにたどり着いて
当時の私は特にピンとこないでヒャダインのことをもっと深く調べていったら
「でんぱ組.inc」にたどり着きました。
2013年の出来事でしょうか
紫色の子が一番人気らしい、くらいの情報量のまま
すこしづつヒャダイン作曲でないものも聞いていきました。
ものすごい早口で入ってくる情報量の多い曲たち
BPMの速さと一緒のスピードくらいで私の中にでんぱは入り込んでいきました
そして、気づいたら2014年1月5日のライブチケットを取っていたのでした
東京すらまともに一人でいったことなんてないのに。
そこから、ネットででんぱ組のことを好きな同志を探そうと思って
でもやり方がわからなくて初めは
「#でんぱ組.inc好きな人ふぁぼ」
とか、そういうタグをひたすらツイートして探していました。
(今となってはこのタグを使ってる人そんなにすきくないです)
(理由は、だいたい在宅な上に(知らんけど)メンバーの画像貼ってるだけのアカウントが多いからです(どん調べ))
結局、一緒に行く人も特には見つからず一人での参戦となりました。
スモークで少しだけ視界の悪いzeppで
ドリンクの交換方法も分からずになんとなく人の波に流されて入場して立ち尽くしているとライブが始まりました。
思っているよりも番号は悪く、人と人の隙間からチラチラと見る程度でしたが
ああ、こんなにも、映像よりも何倍もパワフルで素敵な人たちだったんだ。
という気持ちだけは覚えています。セトリとかそういうのなにも覚えてないけど。
(チェキ帳開いたときにパッと目に入ったウン年前のチェキ)
その日のライブで、さくらアッパレーションに収録されている
夢眠さんのソロ曲「あのね…実はわたし、夢眠ねむなんだ…」
が披露されてその瞬間にもう恋に落ちておりました。
ああ、わたしはこの子が好きだ。と直感的に、電撃的に第六感に語りかけるような。
さわりはそれくらいにシンプルです。
夢眠さんみたいな自分の哲学を持ちたくて、彼女の過去のインタビューを検索しては読み漁ったり、夢眠さんの好きな食べ物は?そっか、ファミチキとお赤飯を交互に食べることが好きなんだ。とかとか、とか、今ではきっと忘れてしまったけど
それ以外にもたくさん彼女のことを検索して、古参の人に話を聞いて、もっともっと知りたいと、彼女のかけらを辿って集めようとしていたのを覚えています。(ネトスト気質)
認知こそなかったけれど
個人的な思い出もたくさんあって
高校の行事でいったディズニーで、夢眠さんはDヲタときいていたので
後輩や友達へのお土産もそっちのけで陳列棚とにらめっこして夢眠さんにあげるお土産を選んだり。
テスト期間で早く学校が終わったときは
勉強する気なんて一ミリもなくて伊勢崎駅から館林行きの電車に飛び乗って夢眠軒へと走ったり。
ここ数年、忘れていただけで思い出そうとしたら結構思い出されるもんなんだなあと
思いながらライブを眺めていました。
ちなみに一番の思い出は、でんぱの女限のチケットをるんるんで発券して
るんるんでチャリで帰ったら帰宅する前に群馬の厳しい風に吹き飛ばされていて
もうどうしようもねえなと各所に問い合わせと拒否を繰り返されながら
三日三晩泣いたことです。
当時高校生ですよ、5000円を風に飛ばしたの最高にキチ○イだなって。
今日の武道館に少し早く到着してぶらぶらしてたのですけど
そしたら何年も会ってなかった人とか結構いるんですよね。
現場の切れ目は縁の切れ目って本当にそれを何度も実感しているので
久しぶり、なんて言葉を交わしたあの人とも、あの子とも。
もう今日を境に一生会わないだろうなあって人は何人もいました。
それも全て、夢眠さんとでんぱが運んできてくれた縁で、夢眠さんとともに去っていく縁でもあるのだなと、しみじみ思いました。
わたしが舞台に誘ったら結構見に来てくれる人も、そんなの興味なさげない人も(わたしが芝居してることすら知らない人も)
みんな、夢眠さんと出会わなかったら完全なる純粋な他人のままに生きていたような人たちだから、そういった意味でも、切れるものだったとしても、その儚さごと愛おしいなあと推しに結ばれたものだと思えるのです。
そうそう、はじめにかいた、険悪だった大学の子とも笑
なんだかもうぐちゃぐちゃで、書ききれないくらいに思うことはあるのだけれど
それをいろんな人に伝わるようにアウトプットするだけのものはもちあわせておらんので
はい・・・・。
キラキラチューンが始まったときに、わたしはまちがいなく五年前の高校生だったわたしに戻っていたし
キラチュンを聞きながら登校していた吸うだけで鼻がツンとなる寒い朝の空気
田んぼばかりの道、自転車をこぎだす瞬間の少し疲れる一歩目、
友達に肩を叩かれてイヤホンを外してキラチュンが遠く消えていくその瞬間までぶわっとおもい起こされて、涙が止まりませんでした。
間違いなくわたしの人生には夢眠ねむのいるでんぱ組がどこかしらにはずっといたし
これからもいるだろうし(新体制を認めないとかではなく、それはそれとして残るということ)そこで出会った人たちの一部とも繋がってくだろうし
もらった気持ちも記憶も、引き出しに残しておけるだろうし
ああ、なんて素晴らしい、やばい宇宙一すごいアイドルを好きになれたんだろうかと
夢眠さんを通じて知り合った友達と肉を焼きながら、酔っ払って。
心から思うのです。
敬愛しています、夢眠ねむさん。
ご卒業おめでとうございます。
どんより。