活丼

丼の活動

誰とも関わらずいる方が傷つかなくて楽だと言ったってさ

相変わらずこうやって僕らは愛することでしか生きられないから

 

エバーグリーン/でんぱ組.inc

 

こんにちはこんばんは

本格的なニートになりかけています、どんです

 

つい先日、大学を卒業しました。

 

この卒業は私の人生における幾つかの卒業の中で、一番自分の力で勝ち取った卒業であると、日を経るごとにひしひしと感じています。

 

一限に行けた!えらい!と自分を褒めて、レポート書けるよどんなら!と自分を奮い立たせて

ここまでやってきました。特にこの一年は本当に。

 

 

振り返ると、いろんなSNSでぶちぶちと、大学が嫌いであることをこぼし続けてきた5年間でした。

こんなに継続して何かを嫌ったことが自身の記憶の中でない。

本当に、嫌いでした。

 

高校を卒業する直前、私をありとあらゆることで指導してきた担任からは

「今の縛られてるって思うこの不自由さが、大学に入ったらありがたかったなと思うようになるよお前は」と言われ、何を恩着せがましいことを宣っているんだと憤慨していたけれど、悔しいことに本当にその予言通りになってしまった大学生活であった。

 

大学は「自由」だった。兎角自由、どんな授業をとってもいい、取らなくてもいい、クラスがないので誰かと強制的に1年間過ごすこともない、どんな前髪でもいい、格好でいい。

ただ、自由ということは自分を律することが何より必要で、自分を律することができない人でも友人がある程度いる人は授業で代返のようなテクニックを使ってリカバーできるけれど、私はそうもいかないいわゆる「インキャ」だった。

 

 

自由×インキャの方程式の回答は4年目の春に差し掛かる頃あたりに=留年であると判明した。

ま、演劇を始めたこともあるけど、そもそも1年の前期で大学デビュー(笑)に失敗している私は後期からあっという間に大学に行かなくなった。

 

正しくは、1年の前期で毎日積み重ねられていったごく小さな大学へのいきたくなさの表面張力が限界に達したという感じであった。

 

誰かと強制的に過ごさなくていい、じゃない、誰とも違和感を感じずに接することができないから過ごさない選択肢しか取れない。

 

どんな授業をとってもいい、取らなくてもいい、じゃない、どんな授業をとってもある程度人と閲することが必要になるので億劫になって取らない選択肢しか取れない。

 

 

1年の時点でこの結論が出てしまった日には軽く絶望して、薄々勘づきながらも見ないようにしていた大学の鏡をそうっと覗いたら疲れた顔の芋女が映っていて、やっぱりねと落胆した。

私の中の私はもっと、こう、もうちょっとなんかあるだろうと、そう信じたかった。

 

と、本当に仄暗い大学生活でありました。

 

が、唯一、ここの大学でよかったなと心から思える出来事もあって。

 

卒業式の日、コロナの影響で式が早々に終わって、友達と野次馬的に卒業式を見に来た?大学でポケカをしようと友人を呼び出した?ついでに会いに来てくれた友人の堀切くん(大学の同期、でも大学内で会ったことそんなにない、根はいい人)に卒業祝いのポケカを貰い(いいやつだね)

 

そそくさと大学を後にして近くのレストランでまざとご飯を食べていたら、窓の外に不審な動きをしている人が見えてそれがよく見たら不審者じゃなくて堀切くんで、しきりに外に出るようにジェスチャーしてくるので何か忘れ物してしまったのかと思って外に出たら

 

小柄な女の子が柱のかげからひょこっと出て来て、それもよく見たら高井つき奈さんで

どんちゃん卒業おめでとう」なんてお手紙をと渡してくれるもんだから

もう何が何やら、ぶああああっと今までの大学生活が報われような気持ちになって

クソデカ感情マンになってしまいオンオン泣きました。

クソデカ感情マンになった結果、つっきーさんの言葉を遮って

どんちゃんにお手紙かいてk

「ヨンデエエエエ!!!!!音読ジデエエエエエ!!!」ともはやモンスターになっていました。


f:id:dondayo:20200324193434j:image

(音読してくれた)

 

 

こういうサプライズ系をまるで受けたことがない、というよりかはサプライズを受けそうな時(日)には浅はかながら心のどこかで「あるんやろな」と思いながらその日を過ごしてしまうような人間なので(それでなかったらしっかり落ち込む)

今回に関しては全く予想が立てられてなかったというか、そもそも卒業式でだれかに直接的に祝われる想定をそんなにしていなかったのでもう、胸がいっぱいになってしまったというか

 

こうして文字に起こしていると自分のこのなんとも言えない気持ちがとてものペっとしているもののように感じるのですが、実際は号泣爆泣きエモたれババアで

こうして書いて思い出しているだけで胸がまた締まるような、とても筆舌に尽くしがたい出来事でした。

はい、そういう言葉を使って自分の表現力のなさから逃げました。

 

 

f:id:dondayo:20200324193522j:image

 

堀切くんは、とてもひねくれていて、本当にひねくれていて、難しい性格で、文章がバチクソに面白くて、価値観も面白くて、口が悪くて、会ったことなさすぎるタイプの人間で、両親にとても愛されていて、それ故か自分のことがこの世の誰よりも大好きで、大学で関わりを持った人の中で唯一喧嘩した人で、私が特に落ち込んでいた時期にたくさん言葉を尽くして慰めてくれた人で、なーんか色々あったけど、それでも仲良くしていられたのはあなたが「仲良し」を押し付けないで独特な距離感でいてくれたからだと思ってるよ。私のボキャブラリーのなさ故にいつも童貞いじりをしててごめんね、もうできないからね、しないね。ストリンダーデッキ組んだら遊んでね。

 

つっきーさんは、可愛くて、本当に愛らしくて(具体的にいうとすると睫毛の先と少し冷たい指とキラキラした声とetc)唯一二人で旅行できると思った女の子で、手料理が抜群に美味しくて、私のめんどくさい部分まで愛してくれて、言葉にできない気持ちの紐解き方がうまくて、伝え方もうまくて、しんどい夜中に電話しても大切な人だから大事にしたいんだよと嫌な顔一つしないで話を聞いてくれるような子で、おしゃべりしてると明け方になっちゃうような子で、私なんかとこんなに深く、長く仲良くしてくれてることがわかんなくなるくらいの天使女だなって、思ってる。お泊まりした時に借りた本、また会えるんだあって目につくたびに嬉しくて、次に会うことを想像するとワクワクするよ。ここが好き!を付箋で貼って返すね。

 

 

こんな友人二人ができた5年間、それだけでこの大学の元を取れたきがしてて

大学に入った時に想像していた友達の数はもっと多かったけど、素直に、私には二人でよかった、この二人がよかったと思いました(クソデカ大声)

 

わーーーーーい!これから職業欄の選択で「学生」を選択できない日々が始まるよ!!!!!!!!一生!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

f:id:dondayo:20200324193610j:image
f:id:dondayo:20200324193614j:image
f:id:dondayo:20200324193617j:image

 

どんより