活丼

丼の活動

いちど会ったらともだちで まいにち会ったらきょうだいだ

みど ふぁど れっしー そらお

♩ドレミファ・どーなっつ!

 

こんにちはこんばんは

四年前からやっているラジオを初回から追い、最近やっとコロナの話題が出るようになってきました。どんです。

 

 

今月、消せないタイプのボールペンで書いたスケジュール帳から、なんど「稽古」の文字を塗りつぶしたかわかりません。

稽古と書いてあるのだから、新しい予定が入るごとに、あ、この日は稽古か、と一旦公演中止ではない世界になり、また一瞬で、そうじゃなかったと引き戻されて、また塗りつぶす。そんなことをしている最近です。

 

来月になったら「エレキ初日」「2日目」とかもぐしゃぐしゃと塗りつぶさねばなりません。かき消すたびに、じわじわと、やっぱり中止なのかと無意識的にも意識的にも何度も自分と会話をします。

 

 

最後にした稽古は12月27日。実に1時間は私の出るシーンに使われていて、セキユさんや周りの俳優さんたちと必死にシーンの一部を使っていました。

私は身体の使い方が下手で、本当に自分にがっかりした日でありました。

同時に、この世界の中でもっと自在に息ができたらどれだけ楽しいのだろうと、少しだけ見えた物語のピースにたまらなくワクワクした日でもありました。

今思えば、2020年最後の稽古というだけではなく、エレキ鰻自体の最後の稽古となってしまいましたが。

 

ある朝起きて寝ぼけ眼で公演中止の文字を見た時、シーンの立ち上がりを見ていた分、所属団体の公演よりもがっかりしてしまって1ミリの先も見えない気持ちになりました。

既読はつけずに、嘘なのではないかと二度寝して、やっぱり本当なんだと繰り返すと2度辛くて、延期ではなく中止なことも輪をかけてつらくて。

 

3年前?エレキ鰻を見た時、ぎゅうぎゅうに詰め込まれたドラマ館の隅っこで、尻の痛みも忘れ一人で大興奮していたことがもう500年も前のことに感じます。

飛沫も汗も飛びまくりの熱量に圧倒され、床から上半身だけ飛び出してくるそーへいさんに大爆笑して、公演後も爆音のロードやアジアの純真がずっと脳内で再生されるような、そんな、そんな手放しで大好きだと思える舞台にまた一つ出会えたことが誇らしくて、嬉しかった。

 

そして、大好きな俳優さんたちとその作品を再度作れることがたまらなかった。です。

最後の稽古をした時、あまりの自分のできなさにこれは苦しい闘いになるぞとも思ったけれど、是非とも闘い抜きたい、という前向きな気持ちの方が大きくて、もう書ききれないけど、大好きなのです。

作品も、俳優さんたちも。

 

 

公演中止のツイートをした時、ご時世という言葉も使いたくなくて、何といえばいいかわからず結局ブログにまで及んでしまいました。

完全にお気持ちブログでしかないですね。笑

今はやっぱり気持ち的には1ミリ先も見えないし、語彙がない故にうまく伝わらないなとおもって言葉にできない気持ちがいっぱいあるけど、それでもまたどこかで、なにかしらで私に出会ってもらえたら、何より嬉しく思います。

また、どこかで。

 

どんより。