活丼

丼の活動

丼欲

3月⇔本番

回を重ねる毎に

はじめは、空気でいい、違和感がなかったらそれでいいと思っていた気持ちがなくなって

誰かの目に留まりたい、良くも悪くも(悪かったらやだけど)記憶に残りたいという気持ちが強くなっていきました。

特に気合を入れていたのは

「陰々滅々」

という曲で、この曲は一人一人違う踊りをするのですが、稽古の時にダメダメで...

できる人のやつをコピーしてってなって

私はばろんさんこと窪田さんに振り付けをしてもらってそれを覚えました。

容量が良くないので、動きを自分のモノにするためには何十回と同じ動きを繰り返して覚えてそれにキレをつけていきました。

本番でも、裏でギリギリまで毎度動きを確認して最高を更新できるようにしていた...つもり...です。(それは私が判断することじゃないから何も言えないけど)

 

それと、話は飛びますが舞台は生き物だってすごく感じました

お客さんが静かに観ている回もあれば

なにしても笑いが起きる回もあって

そのリアルタイムな反応がいいプレッシャーで、楽しかったです。

見られることは快感であって、恐怖です。

舞台に関して悪い意見を見てしまった次の日の公演は舞台に立つのが嫌だなって思ったりも正直したけど、万人に通用するものなんて存在しない。こんなに頑張ってるんだからあなたは大丈夫。ってメイクの十郎さんに励まされてメンタルを持ち直しました。

知らない人に賛否されるのは慣れなくて戸惑った。

お金を払って時間を使って見に来て

その中でいろいろな感想を持つのは当たり前だし、こちらはその時の100%を届けるしかできないから。

どひゃー!

 

つづく

目を奪う

2月⇔稽古と本番

 

初めての小屋入り

初めての搬入

初めての場当たり

初めてのゲネ

 

いろんな初めてがばーーーっと押し寄せて

そしていろいろあって

キャパオーバーして気づいたら呼吸が荒くなってるなんてこともあって

 

本番迎えられるのかなんて思っていたけど、自分なりにやってきたことしか、舞台の上で出ないから初日に向けて作業と自分のやるべき事をやれるだけやりました。

 

初日は、もう泣き出しそうだった

外にお客さんが並んでるとか考えたくなくて

パンフレットに爪痕を残すとか書いたけどそんなんどうでもいいから

違和感なく、世界観が崩れることなく

その場に溶け込む空気になりたいと思いました。

 

前物販も、暗転していなくてお客さんの顔がはっきりと見える分余計にキョドってしまって

ダメだァってなってました。

 

通し稽古の動画で、自分の思ってる自分と人から見えてる自分がこんなにも違うってわかったから

必死に背筋を伸ばして、アイでした。

 

違和感なくいられたかなあ。

セリフや段取りは間違えなかったけど、変じゃなかったかなあ。

でも、見られるって緊張するけど

言葉にできない快感があるなあ。と、今まで知らなかった自分の感情に気づいて

ハマっちゃいそうだって、密かに思いました。

 

続く

 

違う子の人生を生きるということ

2月⇔本番と稽古

 本番が近づいてきてなんだかピリピリしたようなそんな雰囲気を感じ取りつつ

自分の不甲斐なさに落ち込んでを繰り返した2月ー!

 

お芝居をするということをなーんにも、わかっていなかった...と気づきました。

冷静に考えて遅すぎるけど。

自分じゃない子の人生の一部を演じるということは、その後の背景や、性格や、好きなもの、願い、将来の夢、とかそうやっていろんなことを想像してそれを載せていかなきゃいけないんだって。それに本格的に気づいたのは通し稽古の動画を見てから、そこにいたのは「アイ」じゃなくて「安曇真実」だったから驚きました。

私は私として舞台にたっていて、なんて緊張感のない、なんてだらしないんだよッッ!と泣きたくなりました。

そこからそういうのを紙に書き出してみてとアドバイスを受けてにゃんず3人でどうキャラを出していくかを話し合ったりしました。

そこでも私は中途半端だなと悩むことが多く

しのちゃんはいっつも笑顔にこにこだし

機械さんは常にすんっとしていてクールだし

私はなんにもないなあって。

 

目はすぐにキョドるし

声は小さいし

動きは相撲取りみたいだし

素人感やばい。

 

こんなんで本番迎えられるのかよー!!

かよーーー!!

よーーー!

ーーー!

(エコー)

 

続く

約2万円分の価値のステージ

2月⇔稽古と本番

 

ᔦꙬᔨ_▁▂▃▅▆▇█

イカ墨のようになったりした。

チケットのことで

たくさんの人の愛に救われて

たくさんの人の軽薄な態度と言葉に傷つけられた2月。

 

「初舞台!絶対見に行くよ👌友達も連れて!チケット発売されたら言ってね!」

 

「本当にありがとう!発売されたら教えるね」

 

「お待たせしました、発売したよ!」

 

「あっ、まだ予定わからないんだ。ごめんね」

 

しばらくして

「いつ来てくれるか教えて欲しいっ😢」

 

「あー...予定わかんないから当日券になるかもごめんね!」

 

「そっかあ...待ってるよ〜!」

 

というようなやり取りを、何人としたかもう覚えてない...。

こういうのいう人は150%の確率で来なかった

 

わたしは初舞台だからってその二度と訪れない「初めて」に対して相当力んだし

その集大成を見てもらいたかった。

 

でもそんな事言ったら

毎日毎日世界中で誰かの誕生日だし

何秒かに一回誰か生まれてるし死んでるし

誰かの何かしらの記念日だし。

 

その「特別」が知り合いとか友達とか自分の割と身近なところの存在がどうにかなったとしても、他人は意外と軽薄なんだって痛いくらいに気づきました。

 

そしてそういう人たちは、今まで私が勝手に友達とか、知り合いとか思っていただけで向こうはそのラインにも達していないくらい私を思ってないことにも気づいてしまって、心の中で何人かと縁を切りました。極端かな?

 

私の家に「在宅は死ね」と刺繍されてあるキャップがあるのですが、まさにそういう気持ちになつて

行けたら行くねなんて言葉もいらないし、行くねっていう真っ赤な嘘もいらないし、行けないけど頑張ってもよくわからないし、ただでさえメンタルがヘラヘラしてるんですから糠喜びさせないでくださいよぶちころがしますよくらいの過激なきもちにもなったなァ。その後に

 

ハイパーメンヘラタイムになって

結局は誰かの何かにもなれない、何者にもなりきれない存在で、だって来させられないのなんて結局は私の責任じゃん。それくらいに魅力もない人間てことじゃん、そして私は個性的ですごい人たちの中に埋もれていくんやぁぁぁぁ...ってなったり

 

今となってはもうどうでもいいことだわ...

って感じなのですが。

メンヘラは寝たら一晩で回復する

 

その反対にすっごい嬉しいこともあって。

 

群馬からわざわざ来てくれる友達がいたり。

 

お母さんと叔母さんが来てくれたり。

 

私の大事にしてる友達たちが来てくれたり

(私が大事に思ってるのと同じくらいかは知らないけど向こうもきちんと友達だと思ってくれてることが嬉しかった)

 

道端でたまたま会った知り合いに冗談で来てくださいよって言ったら来てくれたり

 

スケジュール的に来れないって言ってた友達がサプライズで来てくれたり

 

すっごい久しぶりに連絡を取った江戸川乱歩好きな知り合いが来てくれたり

 

結果として何十人もの人が見に来てくれて言葉に尽くせないくらいに嬉しかったです。

今後もなかよしでいさせてねって。

 

来てねって軽く言えないからこそ見に来てくれたことが嬉しかった。

 

ありがとうございます。

来てねって誘うという事はその人のお金と時間を使ってもらうってことだからなんだか気が引けるじゃないけれど、元から舞台大好き!じゃない人が多い私の知り合いに向けてその言葉を言うのは簡単にはできないことでした。

こちらが会いに行く事はできないから

かと言って軽く「来てね」も言いたくないから

意地みたいにお待ちしてますと言ってた気がする。(来てくださいと言う人のことを否定したいわけじゃない)

 

タイトルは、共演者さんに言われた言葉です

4200円のチケットを買って1公演に100人の人が来たとしよう。

そしたらそこにいる人たちの払ったお金の合計は42万円。

出演者は21人。(22人)

42万を21人で割ると1人あたり2万円。

だからあなたは2万円分の価値のステージをしなきゃいけないんだよって。

できてたかなあ。それは私が決めることじゃないのでわかりませんが。

余談でした。

 

チケットの話は、おしまい。

稽古の話につづく。

 

家族が増えるよやったねどんちゃん

1月⇔稽古

本格的に稽古が始まって

紙に書いてある出来事だっただけの台本がどんどん形になっていった。

毎日毎日、同じ人に会って挨拶したり会話したりするのはないからなんだか新鮮で嬉しかったのを覚えてます。家族が増えたような(というわけであのタイトル)

(大学は?という質問は受け付けないし察してください)

私はアスペなのか読解力がないのか知らないけれど、台本をうまく汲み取れない時が多くて、家に帰って読み返してイメージを考えたりしてたことが一月は多かったきがします。 

アイちゃんがどんな子なのかは、まだ考えたりしていなかった(本当に本当に遅い...)

 

襦袢倶楽部で石井さんのコスプレもしたなあ

f:id:dondayo:20170320064716j:image

 

人生で初めてフライヤーを配った

f:id:dondayo:20170320064822j:image

 

それと、チケットが発売されて

私は告知に必死になりました()

ほかの出演者さんは固定のファンの人とか、いつも見に来てくれる演劇関係の知り合いとかいるだろうけど私にはなーんにもないな..って思ったのです。

そして元から演劇畑の人間じゃないので(アイドルヲタクです)舞台に興味を持ってくれるお友達がどのくらいいるのかわからなかった。

あとは、なんとなーく。

他人は、私が思ってるよりも私のことを考えてくれないということを思っていたけど

自分がやってきた初めてのチャレンジの集大成を誰にも見てもらえないのは寂しすぎると思って。

 

そうやって私の心はイカ墨を垂らしたようになっていったのでありました

ᔦꙬᔨ_▁▂▃▅▆▇█

 

つづく

体育では集団行動が一番嫌いで

12月⇔顔合わせと少し稽古

私が「アイ」という役をもらった12月

まだ全部台本はなくて

「にゃおーん!」が私の初めてもらったセリフ

アイちゃんの背景や、どんな子かを想像したりはしていなかった12月。

そんなことよりも、中の人のどんちゃんの背景の方が大変で。

環境の変化が苦手なくせに新しいことに取り組んだっていう、この...。

そして、中学や高校では集団行動(あの、みんなで北朝鮮みたいにして校庭を歩き回るやつ)が一番嫌いで、意味わからんし。

あとは修学旅行の決められたスケジュール嫌いで、好きに寝て好きに遊ばせろよとたぶんだれよりも思っていた人間だから

みんなで一つのものを作るということを最後までやれるのか、ちゃんとやっていけるのだろうかという不安でどうにかなってしまいそうになってました。(やろうという気合は勿論あったけれどそれに精神と身体がついていけるのかということ)

 あとは人の顔と名前をちゃんと覚えられるのかということ(流石にそこは余裕でした)

顔合わせでこんなに濃いキャラクターの人たちの中で今後過ごせることが、私の気持ちを沸き立たせました。

そして私は気づいたら顔合わせで寝てました

(つづく

)

自分の名前を決める

11月⇔受かった

3ヶ月に1回くらいの大声で

「どぇええっ!!!!???」

って叫びました。

何度何度何度見ても

「出演決定」みたいな文面(覚えてない)

もしかして人間違いで間違えて私にメールを送ってるんじゃないかと思って確認しようとした(実話)

それと同時に、舞台とか生うどんの東の舞台とか、劇団四季とかちょこっと見たくらいで、演者としても勿論経験ZEROだし

木とか、岩とか、そういう役かもしれないなあ

と思っていて、今考えたらんなわけあるか。

それでなんだかんだで(?)名前を決めることになったのだけど

自分で自分に名前をつけるなんてしたことなかったから戸惑いました。

中学の頃英語の授業で、そこでしか使わないジェシーという名前があって、それくらいしか。

そこでいろいろ考えた結果

「安曇真実」あすみまみが誕生したのでありました。

出演者のページがたまらなく嬉しかったのを覚えています。

f:id:dondayo:20170317153411j:image

 

舞台って、どんなだろうって。