守るためなら少しくらいする苦労もいとわないのです
♩幸福論/椎名林檎
こんにちはこんばんは
しばらくジムに行けてなくて少しくらい体重が増えてしまったんじゃあないかと思うたのですが、全く変わってなくてホッとしました
プロテインを体が受け付けません。
どんです。
改めまして、レティクル東京座劇団員として初めての公演が終わりました。
なんだか全然、ほかの公演よりも寂しくないです。
積み重ねる1個のものとして捉えてあるからかも知れません。
とても抽象的なたとえになりますが、私の中で一つ一つの公演はそれぞれの人生の始まりから終わりのような感覚で、つまり、公演の終わりは言い方を変えれば死を表します。
そして次の公演が始まったら別の人生を生きて(生まれて)、また死んで。
何を言っているんだ私は。
……何が言いたいかというと、より刹那的というか、「ただただ過ぎ去っていくもの」というような感じなのです。
私の中に貯まらないものというか。
そこで培った技術(あるのか?)とか、生まれた人とのつながり、とかとか、そういったもの全て、私の中に蓄積はされていくのですけど、それもこれも、つぎはぎのようで、ぶつ切りな感覚です。
一個一個の公園が終わる度に
「名前を付けて保存」を押していくような。
でも今回初めての感覚を覚えて
「レティクル東京座」というフォルダに
「上書き保存」という選択肢が存在する瞬間がありました。
それは打ち上げが終わる時あたりでしょうか
もうそろそろえんもたけなわですが、的な感じになり始めた時に、私の中に新しいフォルダが生まれて、そこの一番下に一つ、劇団員との歴史、劇団に私が存在した記録、記憶……まあとにかくそういうようなものが溜まる音がしたんですね。
ああ、もう過ぎ去っていくものではない、これから上に上に積み重ねられていくものなんだと、改めて思いました。
新春かくし芸大会のあの、あれみたいな。
やっとレティクルの一員になれたんだなという気持ちが芽生えてきました。
「劇団員になる」って、その事実はあったとしてそれに気持ちが追いついていなかった発表当初、皆からのお祝いの言葉で少し、あ、なったんだなと思いました。それくらい。
入団式の挨拶でも少し触れたけど、いただいた真っ赤な隊服に袖を通した時
「着られている」ような違和感がありました。
体に馴染みがない感覚。ピカピカのランドセルを背負った時の感覚。
でも、この公演で芝居の中で何回も袖を通して、感覚的には小学三年生くらいにはなりました。
私が着るためだけに作られた服、劇団員としての制服、これからもたくさん着る機会が生まれすように。
と、ひと段落話がしたところで、ちょっと自慢させてください
⤵︎ ︎これ
これこれこれこれぇ〜!!!!!!
私ィーーーーー!!!!!!!!!!!!
今回、「受胎告知」「千年王國」と二本立てでお送りした中で、「受胎告知」の方で主演を努めさせていただきました。
唐月スウという役です。
「電脳演形キャステット」(今年四月にレティクルが上演した作品)を描いた「アイドル怪盗レオノワール」(2年半くらい前にレティクルが上演した作品)の時代に生きている漫画家です。
の、びずゅある!!!!!これ!いめーじびずゅあるに!なってたの!わたすが!いえええい!!!!!!!ネタバレ解禁になるまで一応言わんとこと思って黙ってました。
パンフレットの、劇団員としての展望の欄にフライヤーに載りたいと書きましたが、半分叶っちゃったようなものですね☆(?)
本公演の方のフライヤーにも載れるよう、もむろんばちぼこに精進いたします。
話をちょいと戻しますと、劇団に入って、いきなり主演をさせてもらって、しかもその役が主催の赤星ユウさん(の要素も混じっている)キャラクタァなんて…その期待にめちゃくちゃ光栄な気持ちと、うまくできなかったらどうしよう(なにをもって「うまく」なのかはわからないけど)という不安とで板挟みになりました。
本公演よりもずっと蜜に、丁寧に進んだ今回の稽古はそんな私の不安を吹き消してくれました。役者として知らなかった基礎的な知識を学べたり、本公演よりもユウさんとの距離が近くキャラクタァや脚本の意図のことについて深く聞いたり、考えたりできる時間がおおかったので、スウをどういう風に演じようか、この物語の中でどうやって生きようか、たくさん時間を使って模索できました。
ユウさんの演出の言葉は私にとってすごくわかりやすくて、スウは私にとってとても遠いところにいるキャラクタァでしたが、演出の言葉に導かれるまま、その一言一言の意味を想い、自分なりに解釈してブラッシュアップする作業がとても濃密で、確実に私の役者人生の中で「贅沢な時間」となりました。
逆に、今までの私の粗雑さを感じるきっかけにもなりました、ふぁぁ……前にもブログにちょいと書きましたが、「どこまでいっても」そこは見えず、やればやるほど自分が何もしていなかった時にいかに何者かであるような錯覚をしていたことがわかります。
無知の知といいますか。
ユウさんはたくさんそれを教えてくれるので、私はトマトのようにそれを吸収して、真っ赤になっていきたいと思います。(作文)
書きたいことをひたすら書いたのでしっちゃかめっちゃかだ。
ここからもっと書いたのに消えてる
fuck!!!!!!
思い出しながら書き直します。
三日目か四日目、楽屋でなかみーさんがいきなり壊れたようにダー……なんたらのモノマネをはじめて(スターウォーズの悪役らしい)
それをみんな死ぬほど笑っていて、私はスターウォーズ知らないのでなかみーさんが急に気が狂ったようにしか見えなかったのですが
その瞬間頭の中にフッと二年前の私が現れて、
みんなが笑っている光景が一瞬だけフィルターがかかったように色がかわって
なんかこいつ急に変なこと言い始めたな、お前の方が気が狂っているじゃあないかという感じですが、あの頃の私にとって、今目の前で起きていることはかなり非現実に感じられるんだろうなとそういう感じです。うまく説明できんけど。
あの頃のあなたは、なかみーさんが怖くてたまらなくて、青海さん以外と話せなかったくらいに人見知りだったね。
今はもうなかみーさんにかんしてはため口だし、青海さんにはさらに馴れ馴れしく「ぎゅー、しな」とか言っちゃうよ。アスナさんに対して童貞も発動しなくなったし、さわさんともフラットに話せるようになった。しんさんに写真撮りましょうよと気軽に言えるようになって、あぐとはとてもちかく、仲良くなったよと。言っても、信じられないかな。
「劇団員になった」ということを証明するものが、何でもない、くだらない話をしている楽屋の光景がなにより「それ」を物語っていて、二年前の私は消えました(眠りました)
マジで消えたこともあっていよいよ何を書いていたかわかんなくなってきたけど
こんなんだった気がするよ。
ふふふ。
絶対極星になりたい。
どんより。