「こんにちは」は宇宙語だと「ペフレモン」
♩爆弾ジョニー/キミハキミドリ
こんにちはこんばんは。
電車の暖房が効いていないのか足元から氷になってゆきます。
どんです。
電車の中が死ぬほど暇で
年末の振り返りブログを書こうと思ったのですが家に手帳を忘れてしまって振り返ることもできなくなってしまって
ひたすらに、ポツリ、ポツリと灯りの灯っているさびれた景色を眺めています。
私の中学生の頃まで住んでいたところは
娯楽が本当になにもなくて
強いて言うなら
近所のバッティングセンターだったり
ローカルなスーパーの中にある書店の立ち読みであったり。
チェーンの飲食店も、自転車を30分漕いだところにある小さなマック程度のもの。
夜になって、大きな道路から一本奥に入るとほんの数メートル先も見えないような
暗い道がたくさんあって
余談ですが、塾に行く途中の道で私は
その道すがらにある田んぼに何故かいた猪に追いかけられて命の危険を感じたことがあります
誰もみていなかったのでそれを話しても
誰も本当だとは信じてくれませんでしたが
あんな小さい田舎で、どうやって生きてきたのか、今でもわからないし
大きくなってできることが増えて
それでもまだあの田舎に住んでいる人たちは
娯楽のない、狭い、あの土地でどうやって息をしているのか
東京の空気を吸いすぎたせいか
想像力がなくなって
なにもわからないな、と思うようになりました
そんな田舎に、今帰ろうとしているわけですが
あの土地にいる人たちは私のことを
「まみちゃん」と呼ぶだろうし
東京の電車よりもダサい色合いの座席に座っていると、私自身、電車が目的地に着く速度と同じくらいの速さで
「どんちゃん」から「まみちゃん」
に乖離しているような気がするのです。
頭がぼーっとするくらいに暖房の効いて暖かい東京の電車が恋しくて
多分私は東京の何もまだ知らないのに知った気になっていて、その影響で地元コンプレックスが激しくなって、誰かにどんちゃんと呼ばれたくなっています。今。
というか昔の私が嫌いなのです。
しまむらで服を買ってそれがこの街で一番オシャレだと思っていた時期があること
好きな男の子と国語の先生のエロい小説を書いていたこと
唯一あるコンビニのローソンでパスタを買ってそれを店の前で食べるのがオツだと思っていたこと。
塾の帰り道、ヤンキーに絡まれて中学のジャージを渡して泣きながら帰ったこと
最後はどうでもいいな。
この冷たい空気が、寂しい灯りが、手動のドアが、なにもかもが私を田舎のまみちゃんに戻す。ちょっぴり苦しいです。
今回はパスポート申請に必要な書類を集めるための帰省なのですが
ここまできたらおばあちゃんとおじいちゃんに顔くらい見せておいた方がいいのか
とか、怖いもの見たさで思ってしまうのです。
会いに行こうかな、どうしようかな、
ていうかクリスマスだ。
ケーキが食べたい。
地元で知り合いに会いたくない
久し振りに近所のおばさんとかと会ってしまったらどんな言葉で話してどんな顔をしたらいいなかわからない。
地元でしかイキれないDQNみたいなのが大声で騒ぎながら乗ってきて殺してやりたい。
群れなきゃ何もできなさそう。
若いね。
お腹減った。
寒い。
自分の感情を何も考えずに
暇つぶしのために書いたブログでした。
もうすぐ駅に着く。
妹が迎えにきてる。
少しづつ街の灯りが増えてきた。
メリークリスマス。
どんより。