ついついお金を使ってしまうでしょ
♩大森靖子 君と映画
こんにちはこんばんは
夏に入り、アトピーが悪化の一途をたどって死んでいるどんです。
誰かなんかいい薬とか
あったら教えてください。
最近、私にしてはたくさん映画を見ました。
昔見た映画とかの話
そんな話を書こうと思います。
先日バイト終わりに
いきなりポケモンが見たくなってサトシとピカチュウくらいしか知らないけれど
公開日のポケモン映画を見に行った。
新宿のTOHOで、レイトショー。
エスカレーターを上がっていくと
ぶわっとポップコーンの甘くて香ばしい香りが鼻に入ってきてなんだか無性にわくわくした。
なんだか「おとな」という感じで。
だって、見たい映画を思い立ったタイミングで見られて
しかもひとりで、レイトショーで
夜中のテンションで調子に乗ってポップコーンセットまで買ってしまって。
こんなこと、おとなじゃなきゃできないなとひとりほくそ笑みながら10列目くらいの端っこの席に腰掛けた。
映画の内容的にはサトシとピカチュウ
あとはロケット団くらい抑えられていれば十分で
まあ映画の内容とかは別に重要ではなくて
レイトショーで映画を見たのが人生で初めてだったので、なんだかドキドキしていたのだ。しかも突発的に。ひとりで。
過去の自分の映画事情(?)と比較しながら。
映画館の匂いを嗅ぐとおばあちゃんを思い出す。
こどもの頃によく映画を見に連れて行ってもらっていたからだ。
特に夏、夏は子供向けの映画がたくさん公開されていたきがする。
テレビから興味がある映画の情報を仕入れてはおばあちゃんにねだっては土日に見に行っていた。
うだるような暑さのなか
地元の最寄り映画館に車で30分ほど走って
ひんやりした立体駐車場に車を止めて
エスカレーターをあがるとぶわっとポップコーンの匂いが広がる。
匂いとは記憶に案外こびりついているもので、
エスカレーターを上がる→ポップコーンの匂いのコンボが決まると
その時に見ていた景色、公開していた映画、その内容、感想まで鮮明に、一気に蘇る。
おばあちゃんとの映画と、あともう一つ。
リロアンドステッチ
猫の宅急便
おジャ魔女どれみのなんか
他に何本見たかわからないくらいにおばあちゃんとたくさんの映画を見た。
そんなおばあちゃんも
私が中学に入ってから老人ホームに入り
私はなぜかイナズマイレブンの腐った女ヲタクに進化を遂げていた。
そんな中学二年生の冬
遂にイナイレの映画が公開された
「劇場版イナズマイレブン最強軍団オーガの襲来」
当時の私といえば
毎週テレビアニメの方のイナイレでは
本編がはじまった瞬間に内容に関係なく感極まって号泣し
まもたん(推し)の一言一句を聞き逃すまいと音量は近所迷惑レベルまで大きくし
それで母にキレられようものなら金切り声をあげて
「まもたんとの時間をなんだと思ってるの!!!!!」と逆ギレしていた程度にはしんどいヲタクであった。
そんな私である。
その映画にかける気持ちは人並みではなかった。
入場者先行100万名限定で配布されていた
「金の円堂御守」
これがたまらなく欲しかった。
(ちゃちぃつくりのビニ人形)
始発でバスに乗り、
開く前の映画館の前でスクワットをしながら待機、営業時間になった瞬間にエスカレーターを駆け上がり鬼の形相で映画のチケットと円堂御守を購入する…などを
公開期間中実に5回は繰り返した。
同じ映画5回てよく飽きなかったなと今となっては思う。
これがもうひとつ、の詳細。
そして「おとな」の今は、都心の映画館で終電を逃しながら映画を見て
何時間も生ぬるい風のなか歩いて帰る。
映画とカラオケとゲーセン以外何もなかった田舎の
シミが目立つシートに座ることも今後はないだろう。
そしてきっとおばあちゃんと映画を見ることももう一生ない。
しばらく疎遠になっていた従兄弟が今日結婚したことを知った。
田舎ですごしていた私のそういういろんな面影が
都会のいろんな濃いことに支配されて
消えたり薄れたりして
脳内BGMは完全に少年時代なわけで。
何が言いたいかというと
くそ田舎の映画館じゃ見られない
って映画がクッッソ面白いので
皆さん見てくださいということです。
わたしにしてはちゃんとオチたブログだったのではないだろうか。おしまい。