活丼

丼の活動

Do you really believe that you can never be sure?

They're leaving bodies in stairwells

 

♩Graves/CHVRCHES

 

こんにちはこんばんは

昼夜逆転していないフリをしています

どんです

 


この数日、今も。ずっと頭を支配している出来事があります。

一番タイムリーな話題で、すごいスピードで、今でも心が追いつけていない話題です。

 


コロナが一気に蔓延して世間が自粛ムードになって、今までの日常が取り上げられてしまった時と同じくらい突然で、ついていけてなくて。

 


私なりにたくさん考えました。

毎日何度もテラハで検索して、いろんな人の匿名はてなダイアリー、ツイート、ブログを見て、できる限りあらゆる方向の意見を読みました。

このことについて触れるのがベストなのかわからないけど、私なりの答えが出たのでかきます。

 

 

 

テラハは毎週楽しみにしていた番組で、ニートの私に月曜日が来たことを感じさせてくれる番組でした。

 


本当に楽しみにしていたから、毎週放送される度にいろんな感想や意見を持ったし、テラハを見ている人とああだこうだと言葉を交わすのも大好きでした。

ただ、そうやって楽しみにしていたり、意見を交わし合うことすら、今回の出来事で罪に思えてならない瞬間が沢山あって、視聴していたこと自体がいけなかったのではないかとすら思い込みました。

視聴していく中で否定的な感想を持つこともありました。勿論、それを本人(メンバー)に対してぶつけるなんて事はしませんでしたが。

 


「台本は一切ございません」をどこまで信じたらよかったのか、誹謗中傷と批判の違いは何か、リークされたとしている情報がどこまで本当なのか、考えたら考えるだけドツボにハマってわからなくなって苦しくて。

きっと毎週視聴していなかったであろう人が花の写真をスクショして、薄っぺらい言葉で「誹謗中傷はダメ」と言い始めてそれが拡散されているのが見ていてしんどかった。問題の本質はそこなのか?問いたくなるようなツイートをたくさん見ました。

 

 

 

「誹謗中傷を受けた女の子が自殺をしたらしい」

という文字(結果)だけを見て意見したり攻撃的な自論を展開する人があまりにも多かったように感じます。

人前に出ることをしている者として、自分は宮下真実という「コンテンツ」の形を保って、どこまで心を削れるだろうか、傷ついても傷つかないフリをしていたらいいのか、ということも、花に重ねて考えました。

 


ほんとにほんとにたくさん考えていたら、ブログもうまくかけなくなってしまって、テラハが打ち切り決定して、言論統制にもなるような法案が花の死を以て動き出していた。一つのことを処理する前に何個も追加の報道があって、もうほんとに頭がごちゃごちゃしてました。

 


そうやってごちゃごちゃしてた中だし、事実、テラハを通じて花はいなくなってしまったし、番組自体打ち切りになってしまったけど、それでも、今でも、全部が全部ダメだなんてことはないと思ってます。所謂男女の恋愛やどろどろな修羅場だけが見せ場ではないし、そういった場面以外で、テラハを語る魅力はたくさんあります。

私はテラハを見ていて、自分のやりたいことへの向き合い方を得ました。それがやらせでもそうでなくても、自身が受けた影響は消えないので関係ないです。

何かだんだん日本語不自由になってきたーー

 

 

 

見ていないのに(多分、見ていないからこそ)ここぞとばかりに頭っから叩いている人が多くて悲しくなったので、いやそれだけじゃないですよを言いたいがために、私のテラハで一番好きな回を紹介しようと思います。

前置きがかなり長くなりましたが、これが私の結論というか、テラハに対しての区切り。それと、今後リアリティ系は見ないかなと思いました。(もともとテラハしか見てなかったけど)

 

 

 

Netflix TERRACE HOUSETokyo 2019-2020

part3/ep25

「The Girls Can't Do It」(それが出来ない女の子たち)

 


テラハのここが好き!が詰まっている回です。ただ、私がテラハを見始めたのが26話からという…皮肉!でもキリのいいタイミングだったということで。

 


25話だけいきなり見ても、ここまでのepを見ていないと1話でめちゃくちゃな急展開が続くやんめっちゃ卒業しまくるんやんって思うかもしれませんが、その通りです。

一番好きな回でもあり、見ている中では一番卒業ラッシュな回でしたね。

今回は、25話でスポットが当たる2人について書こうと思います。

 

 

 

西野入流佳(にしのいり るか)さん

アルバイト勤務。当時20歳(うろ覚え)。

テラハにて彼が初めて作った手料理を見て、言葉を失ったのを覚えています。(ep11)

カルボナーラを作ると言って鍋にパスタを放り込み、そこにはさみでブロッコリーを切って入れ、その後に生卵を落としてぐるぐるとかき混ぜて、茹で上がったパスタと一緒にすべてをざるにあげて、味付けはなしでそのまま盛り付けていただくという…ではこのパスタはなんだったのか?二回目ですが「カルボナーラ」です。もこみちもびっくりな自作パスタを、味がないと言いながら頬張っている彼を見て、こういう人もいるんだ…と若干引きました。

 


そんな彼の将来の夢は「スパイダーマン」一見よくわからないけれど、掘り下げていくとマーベル(ヒーロー)になりたい、マーベルシリーズに出るような俳優になりたい。というものでした。

ほかのメンバーが、そのためには英語を習わなくてはね、体を鍛えなくてはね、とアドバイスをして、女優をしているメンバーが自身が通っているアクションのワークショップに連れていく回もありました。

 


ただ、それからも彼は自分の夢はありつつもそれに対してなにか行動を起こすわけでもなくただよく寝てよくわからない料理を作って(日に日に上達してた!)バイトをしていました。

口だけとも思われる彼に対して、メンバーからの当たりは多少きつくなります。

ただ、そこから彼なりには行動を起こして、マーベルカフェ(バーだったかな…)の面接を受け、前述したブロッコリー卵パスタ(カルボナーラ)を麺から手作りしてみんなに振る舞います。カルフィエパスタという美味しいパスタに進化していた.......更に、英語の単語帳を何度も開いて調べた、全文英語のスピーチを全員の前で読み上げて、テラスハウスからの卒業を告げるという、ここで胸が熱くならない人いるのか!?という展開。

テラハに入居してからの流佳の成長は凄まじくて、正直、人間としてどうなんだレベルで生活スタイルがやばかった男の子が、自分なりに夢や自分自身の振る舞いと向かい合って、自分なりに行動して、見守ってくれていた仲間に成長を見せて、というこのプロセスが美しすぎる。

25話が集大成なのですべて集約されているが、そこまでの右往左往する過程も含めて見てもらいたい。

 

 

 

ペッぺ(デュラトジュゼッペ)さん

モデルなどをしながら漫画家を目指すイタリア人。当時26歳

日本の漫画が大好きで、独学で漫画を学んでもうすぐスピリッツで連載が決まっているというすごいドリーマーな男。(ペッぺの書いている漫画「ミンゴ」は現在2巻まで発売中)

ペッぺは。メンバーの中で好きな女の子に対して、ぴしっとスーツを着て、地上〇〇階(とにかく高い)レストランで赤とピンクのバラ(ピンクは始まったばかりの恋、赤は100%

愛してる人に送るという意味)を渡して告白するくらいのキザ優しい男です。

まだ知る時間が欲しいと保留にされて、その間にその子とキスできる雰囲気になっても合意がない限り強引にはいかないガチ優しい男です。相手のことを決して避難しない、ユーモアに溢れた男です。自分の体格に合わないチャリに乗っていて、その姿がどこかおちゃめでおかしい、可愛らしい男です。でも、そんなところよりも(失礼)

もう何も言わんでここを見てくれ、何度か見てくれと思うシーンが25話にあります。

自身の連載がスタートしたスピリッツを早朝にデイリーヤマザキへ買いに行くペッぺ、レジのおばあさんにおはようございますと丁寧に挨拶をして本を手に取り、ペラペラと自分の作品を読んでいる時の.......胸がきゅっとなってしまいそうな、顔!!!!!!夢を叶えた瞬間の人にしかできない顔をしていました。これで胸が熱く以下略。

こればっかりはやらせだなんて言わないでほしい…もしそうだとしたらペッぺは役者の才能しかない、神は何物与えたら気が済むのか、私にも2物くらい分け与えて欲しい。それくらいの、なんとも言えない表情。

 

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(ちなみに、「ペッぺ コンビニ」で検索すると聖地がでてくる。)

ああ、ここが私の役者として到達したい場所だ、とすら思いました。

夢を叶えて、何かしらの雑誌の表紙になって、嬉しくって買い占めようとして、レジのおばあさんにこれあなたが載ってるの?周りに広めておくわねと言われたい。

 

その日のうちに、連載でこれから忙しくなるという理由でペッぺは卒業を発表するわけですが、その前にみんなにデザートのティラミスを用意しています。

そのティラミスにもバラ同様きちんと意味が込められていて、ティラミスは「元気になって」という意味があるらしく、最後までメンバーを大切にしているんだなぁ彼は…とさめざめ泣きました。

 


ここまで書いて思ったけれど、やっぱり私は文章が下手で伝わらないなと思う点もたくさんあるので、ネトフリ登録してる方はぜひこの回だけでも実際に見て欲しいなと思います。

 


扇情的な編集をしたり、スタジオメンバーの意見が炎上を増長させやすい仕組みであったり、本当にいろんな問題があった番組であるという側面も理解した上で、逆に、こういった側面もあるよというのを、一つの考え方として提示したかったんです、テラスハウスの一部を追っていた者として。

誰かと理解し合いたいとか、議論し合いたいもないです。

今は一気に悪くなってしまったかもしれないけれど、そういう印象ばかりでもないんだよって、考えてたことがやっと言語ができるまでになったから書きました。

多分、ココ最近で一番長いブログかもなあ。

前回みたいに3部に分ける手口はもう使わないワン

 

 

 

どんより